春の気配 
1月最終日。
遊歩道の梅の花が開き始めた。
ひとつの木に1~2個程花を咲かせていた。
もう梅の開花が始まってる。
かくして散策のテーマは決まった。
これからしばらくは「梅」と「春の気配」で行くね。
北総花の丘公園。
先日開花が始まったばかりのロウバイの様子も気になった。
入口に近づくと、あたりに漂う甘い香水のような香り。
開いている花がほとんどなかったせいだろう、この前はこんなに香りはなかった。
満開とはいかないが(木によっても開花状況が違うし)たくさんの花が開いていた。



下を向いて開いてるからやっぱり下から撮らないといけない。

黄色い花びらを透かして見える青空。
この花びらの質感と透明感が愛らしくてたまらない。

隣の花壇の菜の花もずいぶん大きくなっていた。
園内の梅のコーナーへ。
オオサカズキ(大盃)が鮮やかな紅色の花を咲かせていた。




オオサカズキ以外の梅はまだ蕾。

今にも開きそうな蕾もある。
来週あたりからぽつぽつ咲き始める感じかな。
結縁寺。


弁天様のお池。
きょうは池の底に積もった落ち葉が見えるくらい水が澄んでいた。
そのせいだろうか、気付けば池の水面越しの写真ばかり撮っていた。
(写真だと違いがわからないのにね)


水仙。

太くて青々とした蔓が木の幹に絡みつく。生命力を感じる。
移動。

斜面に植えられてからそう長い年月が経ってなさそうな梅の木(らしき木)が。

ぽつんぽつんと花が開いていた。
ここは天神様(天神天満宮)。


この階段の先。
何度かお参りに登ったことはあるけれど、確かまだここには書いてなかったと思う。
結縁寺の天神天満宮
『印西町史』によると、創建年代不詳、祀神は菅原道真とのこと。

階段を上りきった境内には五神塔が建てられている。
天照皇大神社(テンショウコウタイジンジャ)
大巳貴命(オオナムチノミコト)
少名彦名命(スクナヒコナノミコト)
埴安姫命(ハニヤスヒメノミコト)
倉稲魂命(ウカノミタマノミコト)

お参り。

祠の扉が開いていた。

道真公だろうか。

石祠。(文字は読み取れず)

木々の葉を抜けて射しこむ光。
「静寂」と言いう言葉がぴったりの風景。
(でも実は近くからずっと犬に吠えられている、見慣れない者が近づいたせいかな)

田んぼを見下ろす。

梅と里山。
天神様の梅といえば。
梅干しの種を割ったら出てくる中の白いヤツを「天神様」って呼んでいた。
子どもの頃「食べたらお腹痛くするだめ」って母親に言われたけれど、
こっそり噛んでみると妙においしい気がした。
あれってなんで天神様なんだろう…
道真公ゆかりの花だからかな。(「東風吹かば 匂ひをこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」)
ここの天神様の斜面にも梅の木がたくさん植樹されているし。
ついでに思い出したけれど、ピーナツを割ったときの
出っ張ったとこがある方をおじいさん、ない方をおばあさんって呼んでいた。
出っ張ったところが髭の生えた仙人みたいな顔に見える、
あれは誰に教えてもらったんだろう…
さて。
西日を浴びながら帰途に就く。





だいぶ日が傾いてきた。
作付け前の畑に細く長く伸びる影。

電線と街路樹にすずなりすずめ。
≪結縁寺の天満宮≫
大きな地図で見る
遊歩道の梅の花が開き始めた。
ひとつの木に1~2個程花を咲かせていた。
もう梅の開花が始まってる。
かくして散策のテーマは決まった。
これからしばらくは「梅」と「春の気配」で行くね。
北総花の丘公園。
先日開花が始まったばかりのロウバイの様子も気になった。
入口に近づくと、あたりに漂う甘い香水のような香り。
開いている花がほとんどなかったせいだろう、この前はこんなに香りはなかった。
満開とはいかないが(木によっても開花状況が違うし)たくさんの花が開いていた。



下を向いて開いてるからやっぱり下から撮らないといけない。

黄色い花びらを透かして見える青空。
この花びらの質感と透明感が愛らしくてたまらない。

隣の花壇の菜の花もずいぶん大きくなっていた。
園内の梅のコーナーへ。
オオサカズキ(大盃)が鮮やかな紅色の花を咲かせていた。




オオサカズキ以外の梅はまだ蕾。

今にも開きそうな蕾もある。
来週あたりからぽつぽつ咲き始める感じかな。
結縁寺。


弁天様のお池。
きょうは池の底に積もった落ち葉が見えるくらい水が澄んでいた。
そのせいだろうか、気付けば池の水面越しの写真ばかり撮っていた。
(写真だと違いがわからないのにね)


水仙。

太くて青々とした蔓が木の幹に絡みつく。生命力を感じる。
移動。

斜面に植えられてからそう長い年月が経ってなさそうな梅の木(らしき木)が。

ぽつんぽつんと花が開いていた。
ここは天神様(天神天満宮)。


この階段の先。
何度かお参りに登ったことはあるけれど、確かまだここには書いてなかったと思う。
結縁寺の天神天満宮
『印西町史』によると、創建年代不詳、祀神は菅原道真とのこと。

階段を上りきった境内には五神塔が建てられている。






お参り。

祠の扉が開いていた。

道真公だろうか。

石祠。(文字は読み取れず)

木々の葉を抜けて射しこむ光。
「静寂」と言いう言葉がぴったりの風景。
(でも実は近くからずっと犬に吠えられている、見慣れない者が近づいたせいかな)

田んぼを見下ろす。

梅と里山。
天神様の梅といえば。
梅干しの種を割ったら出てくる中の白いヤツを「天神様」って呼んでいた。
子どもの頃「食べたらお腹痛くするだめ」って母親に言われたけれど、
こっそり噛んでみると妙においしい気がした。
あれってなんで天神様なんだろう…
道真公ゆかりの花だからかな。(「東風吹かば 匂ひをこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」)
ここの天神様の斜面にも梅の木がたくさん植樹されているし。
ついでに思い出したけれど、ピーナツを割ったときの
出っ張ったとこがある方をおじいさん、ない方をおばあさんって呼んでいた。
出っ張ったところが髭の生えた仙人みたいな顔に見える、
あれは誰に教えてもらったんだろう…
さて。
西日を浴びながら帰途に就く。





だいぶ日が傾いてきた。
作付け前の畑に細く長く伸びる影。

電線と街路樹にすずなりすずめ。
≪結縁寺の天満宮≫
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- 外川神崎川 (2014/01/28)
- 1月27日 (2014/01/28)
- 春の気配 (2014/01/31)
- たんぽぽ (2014/02/08)
- 雪 (2014/02/08)
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Posted on 2014/01/31 Fri. 23:52 [edit]
category: 散策
1月27日 
景色は一日ごとに変わる。
土の茶色や枯れた枝葉色だった作付け前の畑や畔や農道に緑色が再びその存在を主張し始めたのは
1月に入ってからだったろうか。外に出るたびに季節が徐々に・でもきちんと巡っていることを実感する。
そういえば少し前から鼻がムズムズし始めている。
ということできのうの散策テーマは毎年恒例「道端に春の気配を探そう」。

「春」だよね。

地面はこんな。緑のグランドカバー。
しゃがみこんで写真を撮る。(ちょっとした不審者かも)

オオイヌノフグリ

タンポポ


ホトケノザ
この時期の草花は葉色が暗く花の形もあまりよくない。
寒さに耐えてるんだろなって感じが健気。
他にもハコベ、ナズナなども花を咲かせていた。
ところで最後のホトケノザ
シソ科オドリコソウ属の一年草あるいは越年草。
春の七草の一つに「ほとけのざ」があるが、これは本種のことではなく、
標準和名をコオニタビラコというキク科の草である。ところが、
このためにこの種を七草の「ほとけのざ」であると誤解されている場合がある。
本種は食用ではないため、注意を要する。(Wikipediaより)
自分は割と雑草好きな方だと思うし、たいていの道端の草には何かしら子ども時代の
エピソードなり思い出なりがあるのだけれど、このホトケノザには全く馴染みがない。
子どもの頃にも今のように地面を覆い尽くすほどに生えていたのか覚えていない。
で、大人になってこの花の名を知ったとき、「ああ、七草の」と思ってしまい、
割と最近まで思い込んでいた。
春の七草のホトケノザは黄色い花だったような記憶はあったし、
スーパーで買う七草粥セットにはこの草は入っていなかったのに。
で、国語の便覧。(『シグマ新国語便覧』文英堂)

(クリックで拡大)
国語の便覧って楽しいので好き。絵図がいっぱい載ってるけれど百科事典みたいにお高くないし、
内容盛りだくさんでわかりやすいし。これも大人になってから買ったもの。
ぱらぱら見ていてこのページに行き当たった。
写真のこの花は知っているけれど、コオニタビラコという名もこれが春の七草のひとつホトケノザ
であることもこのとき知った。あるいは知っていたはずのことを忘れてしまっていたのかも(よくある)。
と、忘れてしまわないようにここに残しておく。文章にすると少しは頭に残るはず。
いつもの場所からいつもの構図。


あの田んぼに水が張られるまで、あともう少し。
最近になってやっとここから見下ろす景色がどのあたりでどんな風景か
地図や自分の記憶とつながってきた。(遅っ)

この高台の右端あたりに今自分は居る。(13.12.05.)
自転車を停めて谷津田まで降りて雑木林沿いのくねくねした農道を軽く歩いてきた。

垂。

光。

木。
戻。

倒。崩。

帰。
土の茶色や枯れた枝葉色だった作付け前の畑や畔や農道に緑色が再びその存在を主張し始めたのは
1月に入ってからだったろうか。外に出るたびに季節が徐々に・でもきちんと巡っていることを実感する。
そういえば少し前から鼻がムズムズし始めている。
ということできのうの散策テーマは毎年恒例「道端に春の気配を探そう」。

「春」だよね。

地面はこんな。緑のグランドカバー。
しゃがみこんで写真を撮る。(ちょっとした不審者かも)

オオイヌノフグリ

タンポポ


ホトケノザ
この時期の草花は葉色が暗く花の形もあまりよくない。
寒さに耐えてるんだろなって感じが健気。
他にもハコベ、ナズナなども花を咲かせていた。
ところで最後のホトケノザ
シソ科オドリコソウ属の一年草あるいは越年草。
春の七草の一つに「ほとけのざ」があるが、これは本種のことではなく、
標準和名をコオニタビラコというキク科の草である。ところが、
このためにこの種を七草の「ほとけのざ」であると誤解されている場合がある。
本種は食用ではないため、注意を要する。(Wikipediaより)
自分は割と雑草好きな方だと思うし、たいていの道端の草には何かしら子ども時代の
エピソードなり思い出なりがあるのだけれど、このホトケノザには全く馴染みがない。
子どもの頃にも今のように地面を覆い尽くすほどに生えていたのか覚えていない。
で、大人になってこの花の名を知ったとき、「ああ、七草の」と思ってしまい、
割と最近まで思い込んでいた。
春の七草のホトケノザは黄色い花だったような記憶はあったし、
スーパーで買う七草粥セットにはこの草は入っていなかったのに。
で、国語の便覧。(『シグマ新国語便覧』文英堂)

(クリックで拡大)
国語の便覧って楽しいので好き。絵図がいっぱい載ってるけれど百科事典みたいにお高くないし、
内容盛りだくさんでわかりやすいし。これも大人になってから買ったもの。
ぱらぱら見ていてこのページに行き当たった。
写真のこの花は知っているけれど、コオニタビラコという名もこれが春の七草のひとつホトケノザ
であることもこのとき知った。あるいは知っていたはずのことを忘れてしまっていたのかも(よくある)。
と、忘れてしまわないようにここに残しておく。文章にすると少しは頭に残るはず。
いつもの場所からいつもの構図。


あの田んぼに水が張られるまで、あともう少し。
最近になってやっとここから見下ろす景色がどのあたりでどんな風景か
地図や自分の記憶とつながってきた。(遅っ)

この高台の右端あたりに今自分は居る。(13.12.05.)
自転車を停めて谷津田まで降りて雑木林沿いのくねくねした農道を軽く歩いてきた。

垂。

光。

木。
戻。

倒。崩。

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Posted on 2014/01/28 Tue. 23:59 [edit]
category: 散策
外川神崎川 

夜になったら寝て、朝になったら起きて、お天気のいい日には外に出て体を動かす。
それだけでこころとからだはわりといいあんばいのところで保たれる。
…私の場合は。
青い空。
目や耳や鼻で季節の変化を受け止める。
この歓びは理屈ではなく命あるものものとしてはたぶん必然。
なんてね。
そんな感じで散策。
戸神から船尾へ。
外川神社

低めの鳥居をかがみこむようにしてくぐると

拝殿。
船尾の外川神社
創建年代不詳 祭神は役小角(えんのおづぬ)、日本武尊。
虫封じの神様と呼ばれている。
その謂れは初代神官がこどもたちの足が強くなりカンの虫が治まるように各地で祈願したことに
始まるとされる。このとき神官がわらじを履いて巡ったことからわらじの形をした絵馬を奉納して
虫を封じてもらうという習わしがある。(『印西町史』『印西名所図会』参考)
《メモ;『印西の歴史』第3号(H13.3.)「印西市の湯殿山信仰」榎本昭三p193》

虫封じ祈祷について('12.10.01.撮影)


龍。

神塔に「戸川神社」とあるのは、富山の薬売りの人たちによって奉納された際、
誤って「戸川」としてしまったという逸話が残っている。
(私も初めて来たとき外川戸川どっち?と思った、表記がひとつではないのは珍しくないけれど)


近くに戸神川が流れてるし隣は戸神だしちょっと混乱してしまった?
いや、そんなに引っ張るところじゃない。。
でもGoogleマップも戸川神社だ。

神社前のバス停。
戸神川はやがて神崎川へと合流する。

ここではこの神崎川が印西市と八千代市の境界となっている。

神崎川はまた白井市と船橋市の境界を流れてもいる。(→過去記事『北総線小室駅とマンホール』)

傍らにぽつんと石塔。風化が進み全く判別できず。

印旛名物なまず(←この看板本来の目的じゃないけど)。
そういえば、確か印西市のゆるキャラの候補にもナマズモチーフのコがいたな…
市のHPにリンク貼っただけだったから画像は残ってないみたい…


田んぼ。
ひろびろ。
ここは自転車で来ることはあまりない。
車で通るたびに左右に田んぼが広がる景色に心浮き立つ。
今(1/17)は冬景色だけれど、
それでも青い青い空と青くきらきら光る水面はいつまででも佇んでいられるほど美しい。
本当は写真よりももっとずっと明るくきらきらした景色なのだけれど。

ところで白いのはなんだろう?

近くにも並んでいた。
形とか大きさとか干し草ロールによく似ている(気がする←実際の農業のことはわかってない)。
帰ってからネットで調べたところ、藁ロールとか稲わらロールとか言われるものと推定。
白や黒のビニールで覆われているものもあるらしい。
あくまで(仮)ということで。(ぼっちの一件を思い出す)

この後花の丘公園へ。(ロウバイの写真を撮った日)
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Posted on 2014/01/28 Tue. 01:23 [edit]
category: 散策